アジア経営学会

会長挨拶

アジア経営学会会長 挨拶

 米国トランプ政権の誕生によって米中間の貿易摩擦が顕在化し、その影響は日本を含むアジア諸国の企業経営に波及しています。また日本国内においても外国人労働者の増大が見込まれ、アジア諸国の人々と日本企業のより一層の拡大・深化した関係が形成されようとしています。これらは、アジア経営学会の本領発揮の好機到来とみなされます。

 このような激動な時期に、同志社大学で開催された2018年度会員総会において私は会長に選出して頂きました。その身に余る重責に応えるために、微力ながら精進したいと思っております。会員並びに本HP読者の皆様に対して、ご指導・ご鞭撻を心からお願い申し上げます。

 アジア経営学会の学術団体としての学問的な水準を示す指標は、学会での報告内容や機関誌の収録論文と考えられます。その充実と改善は私よりも適任の常任理事・理事・評議員の諸先生にお任せして、私は「学会活性化委員会」の委員長を兼務することにいたしました。前会長・小阪秀隆先生が積極的に取り組まれた学会活性化のいくつかの試み(学会HPのコラム欄の創設、学会機関誌の電子化、学会賞の創設など)は、会員数の増加という成果をもたらしました。その継続と前進を私の3年間の主要な責務にしたいと思っております。

 すでに会員総会でご挨拶させて頂きましたが、私の任期終了2021年までの活動目標を「入会して良かったアジア経営学会」といたしました。これは既存の会員の皆様の満足度の向上、さらに新規の会員の増加に向けての基本方針とお考え下さい。そのために少しでも新たな試みが実現できますように、皆様のご協力を重ねてお願い申し上げます。

2018年9月
上田義朗(流通科学大学)